昨日(土曜日)は、朝からいいお天気だったので、午前中限定でお山の野鳥ポイント3か所を大急ぎでまわってきました。
少し写真が多くなりますが、一気にアップします。
1か所目は、五月平ポイントへ。
昨年のこの時期に「ヒレンジャク」と出会ったので、今年も何かと出会えないかと行ってみましたが、野鳥との出会いはありません。
「ウグイス」がよくさえずっていますが、姿は見えません。
野鳥との出会いはありませんが、「サクラ」がきれいに咲き始めていました。
陽射しがあってきれいだったので、少しハイキー気味で撮影してみました。
種類がわからなかったですが、花の色と咲き方から「カンザクラ(寒桜)」の仲間ではと思います。
展望台の下に咲いていた「ヤマザクラ(山桜)」です。
赤い葉と一緒に咲いてきれいなサクラです。
留鳥たちの声は聞こえますが、季節の野鳥の姿が見られないので、次のポイントへ移動しました。
2か所目は、エキスポの森ポイントへ。
駐車場にクルマをとめて外に出ると、シーンとしていて小鳥の声も聞こえません。
これはダメかなと思いながらも木道ポイントへ
野鳥の声は聞こえませんが、可愛い「ニホンリス」が出迎えてくれました。
大きな木の実(どんぐり?)を抱えています。
杭の上の定位置で食べ始めました。
陽射しがあたりいい雰囲気です。
ポカポカして気持ちいいのか、食べながら少し間、目をつぶってしまいました。
そこへもう一匹の「ニホンリス」が、木道の上に落ちている木の実を探しながらやって来ました。
後からやってきたリスが、杭の上で食べているリスに気が付いて、「美味しそう!」って感じの眼差しで見つめていました。
上のリスは、全く気にせず食べ続けていました。
この後、野鳥を探して木道の上をウロウロしてみました。
「シロハラ」がちょっとだけ可愛い姿でモデルになってくれました。
その後、「ミソサザイ」の姿を見つけましたが、ハイキングの人が通って、どこかへ行ってしまいました。(泣)
杭の上で木の実を食べていた方のリスが、木道のメイン通路の方へやって来ていました。
この後、木道を下りて、森の方へ走っていってしまいました。
もう一匹の方のリスは、池の奥の茂み中でウロウロしていました。
2匹の「ニホンリス」の関係はよくわかりませんが、縄張り争いすることもなく、関係は良好のようです。
木道横の池にやって来ていた「ヤマガラ」です。
昨日の午前中は、木道・池の周辺の野鳥は少なかったようです。
この後、お山を軽くぐるっと回り、山の上からハイキング道を下りてみました。
野鳥を探しながらハイキング道を歩いていると、聞き覚えのある野鳥の地鳴きが聞こえてきました。
探してみると待望の「ミソサザイ」でした。
近づこうとしたら、ちょうど「ミソサザイ」がこちらへ向かってきているのがわかったので、待っていると近くまで来てくれました。
近くまでやって来て可愛いポーズを見せてくれました。
さすがに真横を通るときは一気に飛んで素通りして、飛び去ってしまいました。
もうさえずりを聞くことは出来ませんでしたが、お尻を上げた可愛いポーズも撮れたので満足でした。
「ミソサザイ」が撮れたので、次のポイントへ向かいました。
3か所目は、ビジターセンターの先にある川のポイントへ。
3月7日に親鳥が巣にエサを運んでいた「カワガラス」のポイントです。
巣から巣立ちしたヒナが大騒ぎしながら親鳥から給餌を受けていました。
首をかいている「カワガラス」のヒナです。(笑)
大勢のBirderさんがカメラを向けていて、見える位置の隙間に入れていただき、撮っていましたが、川渕からの木の枝がどうしても被ってしまいました。(泣)
この後、ここから川に飛び込んで姿が見えなくなりました。
3羽が巣立っていると聞きましたが、私が姿を見たのは、この写真の1羽だけでした。
泳いで少し川下の岩のところで上がってきた「カワガラス」のヒナです。
歩いて少しずつ移動していきます。
泳げるけど、まだしっかりは飛べないようです。
自分で採餌する練習でしょうか、時々、このように地面に落ちているものを突いたりしていました。
可愛くお尻を上げるポーズを時々見せて、親鳥が帰って来るのを待っているようでした。
しかし、ある時からちょっと様子が変わりました。
なぜか、この上を向いた姿のまま、完全にフリーズして固まってしました。
声を出さず、ぴょこぴょこ動かしていたお尻も動かしません。
もしかしたら「カラス」かと思って探してみると、いました。
また川の上の木に「カラス」が川の方を見るようにしてとまっていました。
「カワガラス」のヒナは、「カラス」が飛び去るまでの5分余り、じっとしたまましていました。
親鳥もどこかでじっと見守っているのか、動きが全くありません。
Birderさんたちが「カラス」を追い払うようなポーズをしていると、ようやく飛び去ってくれました。
それと同時にヒナも生き返ったように騒ぎ始めました。
まだ巣の中にいる時から教えられていたのか、本能で行動しているのか、「カワガラス」の防衛本能の賢さを感じます。
親鳥が近づいてくると、「ここにいるよ!」って感じで大騒ぎです。
ここから連写した給餌の様子です。
こうやってひな鳥たちに親鳥が給餌に飛び回っています。
一日に何回このように給餌に飛び回っているのでしょうね。
休憩する間もなく、お腹を空かしてピーピー鳴いているヒナのために飛び回る「カワガラス」を見ていると、親鳥の愛情を感じますね。
「カラス」などの天敵にいつも狙われていて、巣立っても成鳥まで大きくなれる数は限られているのかと思います。
少しでも多くのヒナが育って、もっと身近で多くの「カワガラス」が見られるようになるといいのですが。
午前中の3時間半ほどでしたが、充実した野鳥撮りの散歩になりました。
<2021年3月20日:箕面のお山にて>
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