いつまでも厳しい残暑が続いているが、野鳥たちの世界では、確実に季節が進んで来ていて、野鳥を専門に撮られている方のホームページを拝見していると、近場の公園にもいろいろな野鳥がやってきているようです。

とは言え、この暑さの中、なかなか出かける気が起きてこなかったが、今朝少し早めに、この秋初めて、夫婦二人で野鳥撮りに出かけてみました。

その大きな目的が、初見・初撮りとなる小さな野鳥の「ヤブサメ」です。

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朝9時ごろに目的の場所へ行くと、今日はまだだれも来られてなかったですが、すぐに出てきてくれました。

(ほぼ同時にお一人来られ、私たち夫婦と三人で独占状態で撮っていました。)

  

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スズメよりずっと小さく、枯れ葉の中に入ると保護色になり、動いていないと探すのに苦労します。

そして、うっそうと茂る森の木の下で、日中とは言え薄暗く、ISO感度を上げての撮影で、どうしてもノイズが多くなってしまいました。

(この高感度での写りに関しても、PENTAXのK-7は、まだまだCANONやNIKONに比べて数段レベルが下のようです。)

  

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木の間を飛ぶのでなく、ほとんど地面の上を歩くようにしてエサの虫を探して、見つけると、こうして食べているようです。

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ごちそうにありつけたと思ったのか、こちらに見せびらかせているようにも見えました。

  

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食べるもの食べると、水飲み場で水を飲んでいます。

(ここの水飲み場は、年々立派になっています。[E:happy01])

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水を飲むとお腹がいっぱいになったのか、満足げにしています。

そして、ここから事件?が始まったのです。

  

この「ヤブサメ」、何を思ったのか、ここで固まってしまったのです。

寝てしまったのか、完全に置物のような状態です。

  

そして、あまりにも動かないので、一緒に撮っている方々とおそるおそる近づいて行くのですが、一向に逃げる様子がありません。

(新たに女性の方も来られていて、総勢4人で、まだ逃げないなぁ、もう少しと近づいて行きました。)

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様子を見ながら近寄っていき、最終的には2~3m位の距離まで近づいたでしょうか?

これは、300mmで撮っていますが、ノートリミングです。(この上までの写真は、大幅にトリミングしています。)

  

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カメラを持って目の前を移動しても、逃げる様子もありません。

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鳴き声が聞こえないので、あくびをしているのかもしれません。

  

こうして約20分ほどの間、固まったままでほとんど動くこともなく、採り放題で撮らせてくれ、思い出したように後ろの方へひょいと飛んでいきました。

こんなことは初めてですが、この時、この「ヤブサメ」に何が起きていたのか、今でも不思議です。

  

しかし、初見・初撮りで楽しい思いをさせてくれました。

 

このように幸先良くスタートした今年の秋冬野鳥シーズンですが、今年はどんな野鳥たちと出会えるか、楽しみです。

  

 

<2010年9月12日 津雲公園にて>